タイヤ交換のご入庫が
やっと落ち着いてきました~!(^^)!
そんな中
スタッドレスタイヤに交換する車両がご入庫~
いつものように
エアーインパクトでナット(ネジ)を緩めます~
「フィーン・フィーン」
あれっ!!
「フィーン・フィーーン・フィーーーーーン・フィーーーーーーーン」
パワーを上げてもびくともしません(;^_^A
えっ!!うそ~
すべてのナット16本がガチガチに締められていますよ(;^ω^)
車両を地面に下ろし
レンチに延長の棒を付けて
すべてのナット緩める事が出来ました!!
明らかにオーバートルクの締めすぎ~
どうしたんでしょう!?
プロはこんなことしないと思うのですが。。。
人間がする事なので何とも言えませんが
プロが作業した後
心配でご自身でさらに増し締めしたとか?
初めからご自身で作業したのか~
タイヤ(ホイール)が走行中
外れる事を心配する気持ちはわかるのですが。。。
締めすぎもヤバいです!!
なぜかって
金属加工のお仕事されてる方はご存じの通り
そう!ボルトが伸びて折れます(>_<)
作業中に折れたらまだいいんですが
(タイヤ交換の費用以上に、折れたボルトの撤去と、新品のボルトを組み込む費用が掛かりますけど。。。)
何より怖いのは。。。
走行中に折れる可能性もあるわけで
ちょっと怖いでしょ~(>_<)
ですから
僕らはナットが緩いより
むしろ締めすぎを嫌うんです。
作業の後に
トルクレンチを使って再度ナットの締め具合チェックするんですが
トルクレンチって、設定した値以上のトルク確認が難しいんです
つまり
100N・mでセットされたレンチは
ナットやネジが100N・m以上のトルクで絞められていたとして
(130N・mでも150N・mでも200N・mでも300N・m)でも
100N・mでカチカチとプリセットされちゃいますから
初めからオーバートルクで締められてる場合はわからないですかね~
レンチと言う名がついていますが
あくまで測定機ですからね
ただし
80N・mや90N・mくらいからトルクレンチ使って締めていく場合や
一旦緩めて締めていくようなケースは
100N・mでプリセットされるのでわかります。
それに
長くこのお仕事されてる方は
トルク手レンチじゃないですが
トルクレンチに頼らなくても
必要なトルクの感覚が体に染みついています!
普段使っているエアーインパクトを使ってもそれは同じです
タイヤ交換でトルクレンチ使う場面は
あくまで最後の確認用~
ちょっとマニアックでしたね笑
レンチに足をかけて締めたり緩めたりする状況って
まちがいなく締めすぎ!!
「工具を使って手で締め付ける」で十分です
ご自身でタイヤ交換作業される方は
ほんと気を付けて作業してくださいね(;^ω^)
※車載工具はあくまで応急用です! 使用していくうちに、ホイールナット(ネジ)を舐めてしまう可能性が大きいです。値段は張りますが、ちゃんとしたメーカーのレンチを使うようにされると良いと思います。