‘‘車検整備‘‘でご入庫いただいた
JA11・ジムニー(限定車のスコットリミテッド)です!
ご入庫の履歴のカルテ診ると
前回の車検からご入庫無いですよ~
ご自身でメンテなどやっていないとしたら
もしかして
2年間はノーメンテの状態ってこと?(-_-;)
(それでも普通に走ってしまうジムニーも凄いですが。。。)
う~ん。ちょっと悲しいですね~
車検でも不具合部位が出てくる予感しかしませんし(;^_^A
早速、整備に入ります!
お客さまから
・エンジンオイル交換
・車内インナールーフの剥がれ張り直しなどのご要望をいただいています。
■H5年式 JA11V 5MT 走行:98,000キロ
受入検査で、やはりと言うか
嫌な予感と言うものは当たるもので。。。
クーラント(冷却水)の入っているリザーブタンクが空っぽ~
蒸発などで多少クーラントの量が減る事があっても
空になる事はないはず
どうも‘‘ウォーターポンプ‘‘からの漏れのようです!
エンジンの構造上
‘‘ウォーターポンプ交換‘‘の際
‘‘タイミングベルト‘‘を外す必要がありますから
必然的に‘‘タイベル‘‘、‘‘テンショナー‘‘に‘‘クランク等のオイルシール‘‘なども交換になりますよね
しかも
エンジンもよろしくないようで。。。
漏れているのか、内部の不具合なのか
エンジンオイル量がほとんどなくて
オイルがレベルゲージに付着しません
エンジンオイルも前回の車検から交換されていないようで(-_-;)
前回のご入庫からおよそ1万キロオイル無交換で
乗られているようです。
点検はしないとしても
エンジンオイルを6か月ごと交換にご入庫いただいていたら
クーラントの減りなど不具合部位の確認ができて
早く手を打てたはず。。。
エンジンオイル2年間無交換で、1万キロも乗ってはいけませんよ!
特に古いジムニーの場合など。。。
オイルとクーラント(冷却水)は両輪のようなもの
エンジンオイルの量が少ないと冷却系の負担が増えますし、クーラントの量が少ないとエンジンに負担がかかります。同時に、ある程度の年数を乗っている車両のエンジンオイル量は減る傾向になります。ターボ車は顕著です。
複数台所有しているオーナーさんに多いのですが
車両1台に対しての愛情(メンテナンス頻度など)が分散してしまう方がいらっしゃいます。
確かにその都度オイル交換やら、点検やらでメンテ費用が掛かりますからね。
しかし。。。
その結果、車検時にお金が掛かってしまう訳でして(-_-;)
この状態でお渡しすることはできませんので
気を取り直して整備させて頂きます!
・下廻りシャシースチーム洗浄
・エンジンオイル交換&ワコーズオイルトリートメント
↓手前から交換済みのウォータポンプ、オイルシール2個、タイベル&テンショナー、ベルト各2本
・・ウォーターポンプ交換
・・タイミングベルト&タンショナー交換
・・クランク&カムオイルシール交換
・・エアコンベルト交換
・・ファンオルタベルト交換
・・クーラント交換・エア抜き
・・ラジエタードレンプラグ交換
(・・はウォータポンプに伴う同時作業項目です)
・ブレーキ系分解整備
・左右ブレーキキャリパースライドピン修理
・ブレーキフルード交換調整
・右フロントハブガタ調整・グリスアップ
・左ワイパーブレード交換
・フォグランプバルブ交換
・車内インナールーフ張り直し
・シャシ各部増し締めなど
いつものように
手洗いワックス洗車&ルームクリーニング&車内除菌施工して
ご納車させて頂きました!(^^)!
エンジンには少なからずダメージが残っているはずですから
これで終わりではなくて
定期的なメンテが調子よく安心してお乗り頂けますし
お財布にも優しくなると思うのです!
今回のケースでは、通常の車検整備の2倍ほどのご請求金額になってしまいました。